「地図作品ってむずかしそう?」でも大丈夫!生活科の「まちたんけん」で、学校の周りをみんなで探検して、絵地図を作ったのを覚えていますか。今度は、自分でテーマを決めて、じっくり調べて、オリジナルの地図を作ってみましょう。

まずは、通学路や家の周り、よく行く場所を思い出して、絵地図にしてみませんか。毎日通っている場所でも、「あれ、この道沿いには何があるんだっけ?」と、意外と知らないことや忘れていることがありませんか。地図をもって確かめに行ってみましょう。さあ、地図づくりのスタートです!

フィールドワークで使った地図にまずは情報整理

1.テーマと対象地域を決めよう

  • 家の周りや学校の通学路など、身近な地域を実際に歩いてみましょう。
  • 家にある地図やインターネットの地図をじっくり見てみましょう。
  • 注意深く観察すると、新たな発見や「なぜ?」という疑問が生まれることがあります。「もっと深く調べてみたい!」と思うことはありませんか?
    • 例:道路標識の違い、畑と空き地の分布、駅前通りの店の種類、通学路の危険な場所、古い石碑など

2. 調べる視点と手順

  • 「どんな違いがあるのかな?」違いや場所の特色を具体的に書き出してみましょう。
  • 「なぜ違いや特色があるんだろう?」違いや特色が生まれている理由をまず予想してみましょう。
  • 集めた情報や資料をもとに、他の地域と比べてみたり、野外調査をして地形や交通などと関係づけたりして、違いの理由や特色の背景を追究していきましょう。

3.身近な地域を調査するには

  • 実際に現地を訪れ、注意深く観察する野外調査(フィールドワーク)が大切です。
  • 地域の方々や役所にインタビューしたり、地図や本で情報を集めたりして、わからないことを明らかにしましょう。
  • 昔の様子を知るには、古い地図や写真が役立ちます。

4.地図を用意しよう

  • 野外調査に行く時は、地図を持っていきましょう。市町村や国土地理院などが発行している地図をもとに、自分で調べたことを記録するための地図(ベースマップ/背景地図)を作っておくと、調査中に気づいたことをするに書き込めるので、あとで情報を整理するときに役立ちます。
  • ベースマップには、主な道路や川、地域の目印になるような施設(学校、駅、公園、大型スーパーなど)、地域の基本的な情報を入れると、場所の位置関係が分かりやすくなります。この地図をもとに、調査結果を地図作品にまとめていくこともできます。
  • 国土地理院の地理院地図は、色々な情報を重ね合わせたり、情報を書き込んだりできるので、ベースマップを作ったり、考えをまとめたりする時にもおすすめです。

5.より広い地域:市町村や都道府県を調査するには

  • テーマに関連するデータを集め、地図上に表してみましょう。
    • 例:病院やコンビニエンスストアの場所と数、公園や畑の面積と分布、避難所の場所と種類など
  • 地域ごとの違いを比べ、その背景にある理由を考えてみましょう。
    • 例:人口に関する地図や統計資料、土地利用に関する地図や統計資料、お店の統計など
  • 統計地図を作る時は注意が必要です。色分け地図は人口密度など割合を地図に示すのに適しています。人口数など実数を地図にするには、図形の大きさやドットの数を用いるのがよいでしょう。

6.地図作品にまとめよう

  • 調査で得られた情報や考えたことを、地図の上にまとめてみましょう。
  • 表やグラフ、場合によっては分布図なども、パソコンを使って効率的に作成することもできます。大きな模造紙に手描きで調査結果を地図作品にまとめるのは、時間がかかるかもしれませんが、きっと深く記憶に残る体験になるでしょう。手描きとパソコン、それぞれの良いところを生かして、あなただけのオリジナルの作品を目指しましょう。

7. 地図作品に入れる内容

  • 地図には方位、縮尺、凡例を必ず入れましょう。
  • なぜこのテーマを選んだのか、調査のきっかけや理由を書きましょう。
  • 何を明らかにしたかったのか、調査の目的を書きましょう。
  • どのように調査を進めたのか、方法や使った資料を書きましょう。
  • 調査を通して分かったこと、考えたことを書きましょう。
  • 一番伝えたいこと、調査中に苦労したこと、今後の課題などを書きましょう。

8.地図のルールと見やすくする工夫

  • 地図作品の主役は地図です。地図は大きく配置しましょう。
  • 使う色や記号、図版や文章の配置などを工夫し、分かりやすい地図にしましょう。
  • 写真は、地図上に印をつけたり簡単な説明文をつけたりして撮影場所が分かるようにしましょう。
  • グラフや表を使う場合は、データが分かりやすく伝わるようにしましょう。
  • 統計地図では、実際の数値を使うか割合を使うか、どちらを使うのが適切かよく考えましょう。
  • 色や記号を効果的に使いましょう。
  • タイトルを工夫したり、イラストを入れたりして、個性的な作品にしましょう。

9. 大切なこと

  • 地図作品の基本的なルールを守りながら、自由な発想で楽しく作りましょう。
  • 完成した地図作品をたくさんの人に見てもらい、感想や意見をもらいましょう。

作品一覧ページから「いばらき児童生徒地図作品展」の過去の作品を実際に見てみましょう。興味のあるテーマや地域を選んだり、解説を読んだりすることもできます。地図作品づくりのヒントが見つかるかもしれません。

参考情報