地図作品とは、身近な地域や市町村、県などを対象に、日常の疑問や気づきをもとにテーマを設定して、自ら観察・調査してわかったことや考えたことを表現したものです。テーマは、町づくり、防災、交通、環境、史跡など多岐にわたります。現地調査や聞き取り、文献やインターネットによる調査などさまざまな方法を駆使して取り組み、その成果を模造紙に地図と文章、それに図表や写真なども用いてまとめています。

完成した地図作品は、子どもたちにとっての「いま」「ここ」の現実とその洞察の表現です。授業や夏休みなどの取り組みでの個人の成果物にとどまることなく、地域資料として共有・蓄積される意義があり、広く社会で利活用される価値をもっています。